とても光栄なご招待で、保育所から20歳すぎまで教えていたピアノの生徒ちゃんの結婚式に参列しました。

6月素敵なジューンブライド❤️着物で出席するとなると‥と悩んだのでブログに書いておこうと思います。

❤︎着物の暦としては

門出の日は 6月23日 着物の暦としては 単衣の時期です。

普段私は自分の体感によって5月でも暑かったら単衣を着るし浴衣もフライングします。誰かのために装う時はご迷惑にならないようにと考えますよね。

時期的にベストは

単衣の訪問着、付け下げ  単衣の色無地  紗袷の訪問着 

などだと思います。特に紗袷はこの時期限定の繊細な着物なので持ってたら素敵ですよね。

重なりが美しい紗袷

❤︎結婚式となるとこんな考えも

着物の暦的には上記の感じですが、両家のご親族の皆様の黒留袖などは袷(裏地のあるもの)

空調の快適な式場では袷の着物を着用するのも間違いではないと思います。

 

❤︎ワタシのコーディネートが決まるまで

手持ちにあるのは袷の訪問着 色無地 そして絽の色無地 元々紬好きなのもありますが微妙な時期のフォーマルは手元にないものです。

袷もいいけど、着物に携わっているのでやはり季節の物を着用したいと思い

まずは時間を見つけて 上記の訪問着、紗袷などをリサイクルで検索‥レンタルで冒険も考えましたが決まらず。少し季節はフライングだけど手持ちの7月から着用の薄物 絽の色無地を着用しようと心に決めました

 

帯はこんな幸せなタイミングをいただいたので購入しようとお世話になっている 秋吉屋さんへ。

店主の秋吉さんと相談しておすすめされたのは、金糸の入ったフォーマルな名古屋帯

 

最後に迷った名古屋帯2つ 2つある絽の色無地どちらも合います。 

一般的に柄は小さい方が大人っぽく 大きいと若い印象があります、さてどちらにしましょうか?

こちらは袋帯

お喜びの気持ちを重ね重ねの二重太鼓を思うと袋帯ですが、おすすめもあり軽やかな名古屋帯に。

柄はどちらも好きで悩んだのですが、「伸びやかでおおらかな柄がらしいですよ」と少しこなれ感もある左側に決定しました。

❤︎さて帯が仕立て上がるまでに

練習がてらきていきます。箪笥の色無地はどちらもサイズ的に大丈夫 鮮やかなターコイズの色無地は母親の 紫色の色無地は祖母のもの長襦袢は真っ白はなかったけど薄い色目の爽竹の襦袢を。

母親の着物よく見ると裏に柄が

母方の祖母は和裁師さんでした(50代で亡くなってるのです)、何か失敗した物を仕立てて自分のものにしたのかな‥と思っていたら、元々はお茶をしていた母親が若い頃着ていた白地に花々が描かれている絽の小紋を染め直して色無地にしたとのこと、母の話を聞いていて、こんな風に色を変えたり仕立て直したりして楽しめるのは着物の素敵なところの1つだな〜とこの着物にますます愛着が湧きました。そしてこの色に染めているところがDNAを感じたりして、お薦められたのかもですがパーソナルカラーが一緒なのよね

話がそれました💦 ここまで決まって後必要なのは 半襟 帯揚げ 帯締め お草履 バック

ここも季節の問題があります。

秋吉さんともお話ししていましたが、6月、、色味を考えながら袷の時期の物を使用するまたは季節に合わせて夏物を使用する、どちらもありではないかと💡

 

ワタシはせっかくなので この名古屋帯で出かけたい時に迷わない季節にあった夏ものを揃えることに。

そして仕立て上がるギリギリにピッタリ合いそうなリサイクルの単衣の付け下げとの出会いがあり購入 いちりんさん

その着物も持参して合わせながら小物決めをしました。(これが一番ですよ)

帯周りは馴染ませて上品に、空色の着物と薄い黄色で爽やかな初夏の印象を作ります。

ちなみに袷の小物を手持ちで合わせてみました

単衣の時期ならいけそうですね。

ワタシのコーディネートや購入の極意は、何にでも合うものを探すより、着用したい今のベストを買う!!です。今回はこの組み合わせの中のベストを。

あれとこれと何にでもあう70点の小物や帯と思って選ぶとずっともう少し‥て気持ちがむくむくと出てきます(笑)今回はこれが100点ベスト!!を心掛けて(確かに予算やその時のお店のものなど制約の中でね)そんな風に選んだものが違う着物に70点で合うと「使えるわ〜この帯」となるのです💡

この鞄とお草履もそんなお品

袷のピンクの訪問着に合わせて買ったもの。この鞄は初めて生徒の結婚式に参列する際に合わせて購入した思い出のビーズバック❤︎お草履はこの訪問着に履きますと画像からイメージして作っていただいたもの 戸部田はきもの店 

今回のコーデにも

この付け下げにもピンクが入っているのでバッチリ!!ねっ使える子❤︎

と思ったけど携帯って大きくなったのですね‥携帯も入らずで鞄を変えたので足元も変えて。でももう一つ鞄持ってこの足元と鞄もこのコーディネートに使えます❤︎手持ちの重ね襟が同色のグラデーションで合ったのでここで幸せを重ねてコーディネート完成!さてドキドキの

❤︎結婚式

とってもよくしていただいているご家族。6分の4が元と現生徒、そして元生徒の子どもたちの幸せすぎる写真。お兄ちゃんの子供は今通ってくれていて、お仕事につくまでレッスンさせてもらったAちゃんの結婚式にも参列させてもらったのです、今回はこの二人のいとこになるSちゃんの結婚式。知った顔が並ぶ親族席に恩師として参列させていただきました。この文字だけで泣けます。

美しい花嫁姿に終始ハンカチ握りしめて泣いてるか、ニヤついてるか。。ご褒美のような幸せな時間をいただきました。

会場には着物の方も数人いらっしゃいました。袷の方、単衣の訪問着の方、ワタシと写真とってるS ちゃんにとって従兄弟の娘ちゃんたちも可愛い着物姿(袷)

ワタシは好きなので色々見ちゃうけど 袷の着物でも違和感はなかったですよ。しかしみなさん今回共通していたのはブルーなど寒色系の着物を着用してたこと。

袷の着物でも季節に合わせた色味を心がけるといいですね。訪問着の色は変えられなくても小物の色を寒色系、白っぽいものにするだけでも涼やかさが出ると思いますよ。

昨今の結婚式の会場の雰囲気や式の形態も多様なので正解はないのかも‥が正直な感想。

結婚する二人ご両家のことを思って、着物のお支度をして参列するという時間も大切なのかなと思いました。

ワタシの思い出の記録、何かの参考になると幸いです。

❤︎最後に

普段着の着物が多いワタシ、今回のお買い物で夏の晴れやかな席や、会合、パーティーなどに使えるお気に入りができました。

真夏に結婚式があったら母の絽の色無地とこの組み合わせで✨ね。

今後買い足すとしたら、単衣の江戸小紋や、色無地などが場が利いて良いとのこと。

少しずつそんなお気に入りを揃えて行けたらと思うのでした。お別れの敬いの着物などもね。。

コーディネートに悩んだらこゆき庵にご用命を。

色の基礎からセンスを磨く《きものカラーコーディネート協会KICCA》きものカラーコーディネーター パーソナルカラーアナリストのワタシが総合的にあるものも活かしながら、貴方に似合うスタイリングいたします。