今回のキモノdeお出かけ の私のコーディネートは誂えたばかりの「シルクウール」のキモノを軸に新しいものでの組み合わせでした。

富山で始めるキモノの一歩 

お嫁入りの際にお母さんが自分の若い時のものや、必要なものを入れてくれた和箪笥の中のキモノからスタートした私は、キモノに関しては最初何を買えばいいのか全く分からず‥とっても慎重な方だったと思います。洋服はプチプラで新しいものを常に着たいタイプなんだけどな。。

価格が違うこともあるけど、そんな慎重派の私のキモノを着初めてここ15年ほどで、必要だったもの、増やしていったものを「富山で始めるキモノの一歩」で紹介していきたいと思っています。インスタ先導となるのでよければインスタフォローしてくださいね😊

ということで

最初はこのシルクウールから

シルクウールしかり、木綿しかり、デニム、レースキモノしかり

お手入れが楽で、着用期間が長く、雨に日にも大丈夫!そんな素材のキモノを、着付けが綺麗に決まるマイサイズで誂えるはオススメです。

今回のシルクウールは浴衣でも有名な三勝さんのもの

三勝さんの HPによると着用期間は10月〜6月半ばとのこと

縦糸が絹 横糸がウールの生地はしなやかで上品な光沢があります。単衣で仕立てて軽く暖か。着てみると裾さばきが良くとっても着やすく初心者さんにもオススメでした。

柄合わせは、せっかくお手入れが楽だから白が大きくでるように爽やかにまとめて。

コーディネートも桜から青空にツバメが飛ぶサツキの季節を感じるような、爽やかなイメージで。

白半襟で帽子なしだと、粋な感じにもなりそうですね。ここで足したり引いたりですが私は半襟をターコイズブルーにして帽子をオン。私はよくキモノに帽子を合わせるのですがこれいかに!

最近パーソナルカラーを勉強してその答えに気がつきました。

私のパーソナルカラーは黄身がつよく鮮やかな色が得意な「Spring」キュートやカジュアルなイメージが得意な色調です。しかし私はどうも「爽やか、上品」なイメージがある「SUMMER」の色味や雰囲気が好きでそちらに手が伸びる、しかし着ると少し物足りなかったり、大人びてしまったり(十分すぎるほど大人やけどww) 

床でコーディネートを作って、着てみるとちょっと違う‥こんなことありませんか?

それはコーディネートと自分の顔の持つ印象の違いや、色調の違いにあります。そこを調整するために無意識に色やアイテムを加えていたのですね!これからは意識的に、私と異なる印象の方にもアドバイスできますよ。

今回もプラスしたアイテムで私らしさに寄せています。

帯揚げは今回悩んで紫を。どれもよくて写真を撮ってみました。これもその方のイメージに寄せたり、なりたいイメージを作ったり。

そして帯も新しいもの。白黒グレーの無彩色の帯は何かと合わせやすく重宝します。

それぞれに黒で引き締める方が好きとか、グレーでニュアンスを出すのが似合うとか手持ちの帯を分析すると答えが出てきますよ。

私は白で明るさをプラスする方が多いので、色味は穏やかで柄はモダンな格子のこの帯はいろんなキモノをカジュアルよりにしてくれそう!とぽち。締めやすく軽い帯でした。

キモノも手持ちの帯も想定すると合わせやすい縞や格子、無地などに手が行く昨今です。

そしてこの色の元ネタになったのは、タンスの母の若い頃のこのキモノ

このキモノは春から夏にむけて必ず手にとって好きでした。このイメージを柄や機能を変えて新調。慎重だったから見えてきた、買いたいもの、似合うものたち。

慎重に新調 なんつて(笑)キモノの買い物失敗したくないですよねっ!

富山の街中で奇抜になりすぎず、でも新しく、いい塩梅の普段着キモノになったのではないかと思っています。参加のみなさんのコーディネートも素敵でヒントになりましたよ❤️

そして、今回のコーディネートが多方面から構築されているように(書くとたくさんの要素があったのですが)みなさんがどんな感じに着たいのか、どう見られたいのか、そして TPOも考えて。

色の物差し

色、素材、柄からのイメージの物差し

そしてあなたと調和する色パーソナルカラーの物差し

多方面から考えれば、あなたが似合わない!どう合わせたいかわからないキモノも生き返る要素がたくさん、そして新しくお買い物に失敗しないようアドバイスもしていきたいです。

纏う人が主役になるコーディネートを提案できるように、新たな勉強「パーソナルカラー」はただいま勉強中、それはまたのお話で。

さてもう数日で「平成」が終わり新しい元号「令和」がスタートします。

「初春令月、気淑風和」 大友家持のお父さんの句。綺麗な梅の花を楽しむ宵の宴の句だそうです。

今回のお出かけで勉強したことを、いただいた子供用ガイドペーパーから引用させていただきます。

「令和」という新しい元号の向こうには、美しく晴れた景色があります。みなさんはこの景色を持つ年号から、きっと素晴らしい未来を思い描くでしょう。

 

景色を持つ年号

とっても素敵な言葉です。

富山でキモノを愛する人の輪が、自然に富山の風景に馴染むように(街でキモノが当たり前になるといいな)、そして新しい年号にもキモノがみずみずしく景色に溶け込んで行きますように。

 

こゆき庵は 綺麗で楽な着付け 纏う人が主役になるコーディネートをお伝えします。

キモノが気になったらお気軽にお問い合わせください。

着るものの選択肢にキモノを加えましょう。

 

今回のコーディネート

キモノ 三勝 シルクウール (秋吉屋)

帯   くるり       (ネット)

帯締め あふ (コーディネート、パーソナルカラーを学ぶ KICCA 能口先生のブランド)

帯留め キモノモダン (お世話になってるネットショップ)

半襟      TSUBAKIAN (着付けのお師匠)

履物  カレンブロッソ (愛用しております)