自分の感じた気持ちを残しておきたくて書いているブログ。なかなかパソコンの前に座れなくてゆっくりペースですが、今回は6月22日 とても趣のある《旧三井家下鴨別邸》にて行われた

KICCAきものカラーコーディネーター協会 第1回カラーコーチ研修会へ出向いたお話を。

こゆき庵をスタートして、生徒さんのタンスに素敵な着物をいかすコーディネートを伝えてあげたい!と考えていたまさにそのタイミングで大阪で面識のあった 色彩のプロ 能口祥子先生と たくさんの着物にまつわることを伝え続けている月刊アレコレの 細野美也子さんが 色の基本から着物コーディネートを考える講座を立ち上げると聴いて申し込んだのが《KICCA》の講座でした。体験講座などはこちら

魚津からの受講なので期をいくつかまたいでゆっくりとですが、講座を開催できる《きものカラーコーチ》取得、そして現在は纏う人と着物の色の調和を伝える《きものパーソナルコース》の実技試験を残すのみ‥と継続中、続けて学びたい充実のカリキュラムです。

そしてこの学びの知識で自分のコーディネートはもちろん、コーディネートの講座やありがたい物販のお手伝いなどと、お仕事の幅が広がりました。そんな KICCAのコーチ取得者の研修へ

KICCAのFacebookページではみなさんのコーディネートが公開されています。

この日は30名以上の認定コーチが日本全国から集まり、それぞれの活動報告そして午後からは

関西学院大学教授 河上繁樹先生の特別公演「日本の美と着物の変遷」を聴講し。中味のギュッとつまった1日を過ごさせていただきました。

趣のある会場にパラパラと集まるみなさんの着物姿

季節の紫陽花のような色合いや、目に涼やかさをあたえてくれる引き締まった濃い色目など

色を学んだ皆さんの装いは満開の紫陽花がかすむほどでした。

どこを切り取っても綺麗だな〜。

この会の素敵なところは、みなさんおっしゃっていましたが、主催者の装いに似てしまうことなく、どこの作家さんの帯だとか高価なお品を自慢することもなく(みなさんさりげなく良きお品を着ていると思いますが)学んだ美しい色の調和でそれぞれの装い、それぞれの物語を作ってコーディネートしている方を一同に見れること。

大人の綺麗色!!参考になる装いがたくさんでしたよ。

私が思うに

「きものの皆さんが集まる集合写真で目をひく 調和のとれた着物姿」のお手本

様々な景色に溶け込んで、さりげなくこの方素敵と思わせる着物姿。ここ狙いたいとおもいませんか(笑)お伝えしますよ。

能口先生、美也子先生のお話から始まり、代表報告は金沢の雅子先生。分かりやすいお話で自分の課題点が出てきました。

金沢の雅子先生とは一緒に講座をさせてもらったり、いつもお互い刺激をもらって、私は助けられています💦北陸では KICCA認定のきものカラーコーチは現在この二人です。

私もキモノモダンさんのお手伝いの際のお話をなど活動報告。

そして午後からは河上繁樹先生の特別公演「日本の美と着物の変遷」 

中国、ヨーロッパ、日本の美の比較がとても興味深く納得するものでした。お話に引き込まれます。

日本の美的感覚は、きものの文様もですが、何かの願いを込めて、余白に叙情的な趣を感じる美。

それは移ろいゆく四季、障子だけで隔てられた中と外、自然を身近に感じそれ故移ろいゆく色、見えないところに何かを感じる日本人の美意識。日本人特有で大事にしたい文化です。

そんな伝統を受け継ぐ物 着物もその一つですね。

しかし、日常の着るもの として着用していた着物。変遷の中では、元々下着だったものが上に羽織るもになっていったり、洋服のキャミソールとかと一緒ね。江戸時代には今でいうスタイルブック《ひいながた》があって、あの模様は時代遅れだとかと楽しんでいた様子は、現代のファッションと同じだなと感じます。

まずは着方を覚えて、伝統を感じるもよし、ファッションとして楽しむもよし。

私は色彩の基本を着物に落とし込んだ KICCAで学んだので、どちらかに偏ることなくお伝えできると感じています。

一緒の出向いた雅子さんのきものは現在織元さんが一件となってしまった《能登上布》。

上布の軽やかさや涼しさを、手にとって纏って是非体感してもらおうと、金沢のレンタル着物屋さんが能登の里海の色で誂えたものだそう。

能登出身としては手に取りたい憧れの品です、こんな色だと素敵だな〜。

伝統を残す側面を色で現在に繋げる。みなさんのタンスにある着物も色をつかったコーディネートで息を吹き返します。

現在はきものパーソナルカラーとして纏う人と色との調和を学んでいます。こんな素敵な二人がお仲間。

スプリング サマー オータム  それぞれの雰囲気がでて素敵ですよね。これは纏う人と色が調和しているから✨✨ 今後、私も似合う色パーソナルカラーの引き出しも生かしたアドバイスできるようになりますね。

コーディネートとは、調和という意味。憧れはたくさんあるけれど❤️私らしく、富山という土地とも調和を取りながら、着物を着たいと思ってくれた方にコーディネートを提案、講座、スタイリングをさせてもらえたらと思っています。

京都の夜も楽しく1日が過ぎて行きました。

私の学びを活かしたコーディネートは次のお話で。