少しずつ秋の気配ですね。

みなさんどんな夏をお過ごしだったでしょうか?私は前半はピアノの発表会に全力投球で、お盆からはしばしゆっくりと秋の準備や勉強、感性の補給を、振り返れば良き令和最初の夏でした。

ここではキモノでお出かけした様子をコーディネートのヒントと共にお届けしての秋からのキモノのすすめ。

7月某日

入善発電所美術館へ 圧巻の日本画を体感しに。

ここに立つべきコーディネート、青一面の龍の絵に溶け込むか、メリハリをつけるか迷った挙句

作者の希望で裸足で絵の上を歩ける事を知っていたので足元の選択と黒い Tシャツ姿の旦那サンに合わせて(笑)

足元 ビーサンからのコーディネート。

黒いビーチサンダルから柄が好きだけど少し着丈が短いモノトーンの浴衣を花柄ワンピースのように少し短く着付けて帯は鮮やかなターコイズブルーの半幅帯を合わせて。

例えば夏の帯揚げはあまり手持ちが無いのでそれを使うにはこの帯かな‥などと

ヒント1 手持ちの数の少ないものや、どうしても譲れない物から逆算してコーディネートを決定してみる。

 

 

8月某日 新幹線に乗って東京へ勉強へ。少し早い夏休みを富山で過ごしてくれたお弟子さんも持つ先生のお教室にレッスンを見学に。こんなお声をかけてもらってすごく勉強になりました。今後のこゆき庵を考えるきっかけにもなったな。

凛とした彼女から、この前会った時にいただいた「江戸切子の手ぬぐい」ここから色を拾って。

 

私のお江戸のキモノのイメージは凛として品良く潔く。お会いする方々のことも想像しながら、お勉強という事もあってさりげなく場に溶け込むように。

涼しい上布にタンスにあった愛用の博多献上の半幅帯を合わせて3色トリコロールの配色で。色の分量、効かせ方や帯揚げに茶色は自分らしさを加えて。

ヒント2 色数を抑えると品良くまとまります。多色であっても自分の好きな配色をまねしてみては。 

 

8月某日 行きたかった「アルフォンス・ミュシャ展」へ滑り込み気味で。

 

繊細な線と、細やかな描写。四季を題材に4枚組の作品など、日本人にすっ〜と入ってくる作品の数々。

絵は知っていても詳しい訳ではなかったので、作品はもちろん展示数の多さとミュシャ自身の物語がとっても胸に残り、タイミング的にも行ってよかったと思う展覧会でした。ミュシャの生涯はみなさん調べてみて感じてね。

アールヌーヴォーの時代を代表する画家 

アールヌーヴォーとは 花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴。

こんな柄のキモノや帯があれば着て行きたかったのです!!どれも裾模様とか地模様にしてもいいな。帯にもしたいな❤️と鑑賞しながらの話も付きず、だけど持っていないので色を味方に、ミュシャの色のトーンに一番近い物を手持ちから選択してコーディネートしてみました。

この日は秋からの打ち合わせをかねてだったので

一緒に行った ナツメミヤビ雅子先生は季節も意識した色使い、これもミュシャにとってもマッチしていました。

 

ヒント3 柄、色、季節 何か目的を決めて手持ちから選択してみる。選抜するポイントを決めると選択しやすくなりますよ。

この日も柄は全然関係のない物でしたが色のまとまりがマッチして我ながら少ない夏物から良くやった!なコーディネートでした。(自画自賛✨✨)

 

そして 8月20日発売 家庭画報特選 きもの Salon さんに東京キモノショーへお仕事に向かった時のコーディネートが掲載されました。その様子はこのブログで→ その1  その2

 

お手伝いする キモノモダンさんの愛用品のレースキモノハナミズキの黄色から、初夏に向かう爽やかさを配色で、そして初の東京での仕事への意気込みを船モチーフの帯でと沢山の思いを詰めたコーディネートが目に止まった事が単純に嬉しい❤️記者の方が「黄色がとっても目に付きました」と話しかけてくれたのでこれはパーソナルカラー(似合う色)の効果だと思います。

ヒント4 自分の持つ色相に調和する 似合う色 パーソナルカラーを知って得はあっても損はない。

 

さてさて いろんなヒントをお話ししつつの久々ブログ

こゆき庵では 

昔ながらの手結びで道具を使わない ”綺麗で楽な着付け” 

そしてお手元の物も生かしての ”あなたが素敵になるコーディネート”をお伝えします

秋からスタートすればお正月、春にはキモノがあなたのワードロブに気軽にお問い合わせください。

9月のレッスン可能日は 9月のレッスン ブログを参考にしてくださいね。

 

以前の私も、お会いする方や行く場所よくいう TPOに合わせてコーディネートを作っていました。しかしコーディネートがより洗練されたり、目的に合うようになったのは私に理論が入ったから!

そんな理論を学んだのは   KICCAきものカラーコーディネート協会

きもの Salonの東京キモノショースナップでは KICCAのお仲間、お仲間と呼ぶのは恐縮なとっても素敵な着付け師の山本先生も掲載されています。同じように理論を学んで自分のコーディネートに反映しているので私とは全然違う色使い!とっても素敵で憧れます。

あなたもそんなコーディネートに役立つ ヒントや理論、お仕事に結びつく講座をぜひ体験講座などはこちらで

 

そして北陸では KICCA認定きものカラーコーディネーター 

こゆき庵あさい ナツメミヤビ上濃 

両者揃って秋のイベントでコーディネートやキモノに纏わる講座をいたします。

  10月12日(土)〜14日(月祝)  

 「(仮) POP  UP  STORE@金沢 KIMONO  MODERN× 大塚呉服店」

 金沢ギャラリー椋にて  人気のお店が金沢にやってきますよ!!

  

  11月10日(日) 「キモノのひきだし  VOL4」

  高岡超願寺にて 4年目となりました「キモノのひきだし」ぜひ楽しみに待っててくださいね

                                  

 詳細は追ってお伝えします。秋の予定にスケジュール帳に花マルを!!ぜひぜひ足をお運びください。